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愛と哀しみのエスパーマン

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愛と哀しみのエスパーマン
著者 秋田禎信
イラスト 渡真仁
ジャンル 学園ファンタジー
連載
連載誌 ドラゴンマガジン
期間 2005年5月号 - 2005年10月号
回数 全6回
発行 富士見書房
文庫版
レーベル 富士見ファンタジア文庫
巻数 全1巻
発行 富士見書房
愛と哀しみのエスパーマン
富士見ファンタジア文庫40-41
発売日 2005年10月20日
発行日 2005年10月25日
価格 546円 (税込)
頁数 {{#replace: 231ページ | ページ |}}ページ
ISBN 4829117621
発行 富士見書房

愛と哀しみのエスパーマン』(あいとかなしみのエスパーマン)は、秋田禎信のライトノベル作品。イラストは渡真仁。2005年3月から8月にかけて『月刊ドラゴンマガジン』で連載。文庫は富士見ファンタジア文庫富士見書房)刊、全1巻。

概要[編集]

ある日突然超能力に目覚めてしまった少年、王子悟が、「哀しいこと」を考えていないと発動しないという微妙な力を使い、巷に起こる怪事件をなんとなく解決する学園SFコメディ。

月刊ドラゴンマガジン2005年5月号から全6回の短期連載。同誌では『オーフェン』、『エンハウ』と長期にわたる連載企画が続き、「次作はシリーズ化しない短い物を書きたい」という秋田の希望から企画がスタートした。後には「全4回くらいでも良かった」と語っており、当初は文庫にすることも考えていなかったという。

なお2005年現在、『ドラゴンマガジン』本誌および富士見ファンタジア文庫の企画としては、秋田禎信の最後の作品となっている。

あらすじ[編集]

王子悟は市立第四中学校に通うごく普通の中学生。ある日、悟は片思いをしていた同級生の都合涼香にその想いを打ち明けるが、普段の彼女からは思いもよらない罵詈雑言を浴びせられ、すっかり茫然自失してしまう。その夜、悟が一人悲しみにくれていると、突然部屋の窓から謎の男・金郷地小五郎が現れる。悟は金郷地から自分が「悲しみのエスパーマン」として超能力に目覚めたことを告げられ、さらに世界の平和を守るエスパー部隊に一方的に抜擢されてしまう。一夜にして日常を一転させた悟の運命やいかに?

登場人物[編集]

王子悟(おうじ さとる)
市立第四中学校2年生。同級生の都合涼香に告白するも、凄惨な振られ方をしたことで胸に深い哀しみを刻み、「哀しみのエスパーマン」として超能力に覚醒した。その後「喜びのエスパーマン」こと金郷地小五郎によって無理やりエスパー部隊の一員に抜擢され、正義のために(半ば強制的に)悪の組織と戦う使命を背負うことになる。
都合涼香(つごう りょうか)
第四中学校2年生。悪意は無いが辛辣な言葉でしか気持ちを表現できないという厄介な性格の持ち主。触覚のようなカチューシャが特徴。悟が「正義のマン」であるということを知ってからは、陰ながら彼の活動をサポートしたいと考えるようになる。
鳴瀬教子(なるせ きょうこ)
涼香の親友。普通の常識人。
金郷地小五郎(こんごうち こごろう)
第四中学校3年生。喜びによって超能力に覚醒した「喜びのエスパーマン」。 哀しみのエスパーマンとなった悟を自らが創設した秘密エスパー部隊に勧誘する。思い込みが激しく、人の話を聞かない。
猿渡愛(さるわたり あい)
私立モリコッチャ・コーチンコンチン記念高校(通称モリ校)3年生。天才科学者、猿渡大地右衛門の姪。9年前に両親を亡くし、叔父の大地右衛門に引き取られて以来2人暮らしをしていたが、ある日、実験中の事故により叔父が爆死。何故か彼の「世界征服」の遺志を継ぐことになる。スーパーコンピューター「サイバーブレイン大ちゃん」の指示の下、叔父の発明した数々の巨大メカを操り、日夜(半ば強制的に)地球侵略活動に励む。
猿渡大地右衛門(さるわたり だいちえもん)
市井の発明家。姪の愛を溺愛しており、愛の18歳の誕生日プレゼントとして、彼女を世界の王として君臨させようと思いつき、世界征服計画を起案した。自分自身は事故死を装ってその存在を抹消し、ダンボール箱をかぶって「サイバーブレイン大ちゃん」として生まれ変わり、愛の侵略活動のサポートに徹する。
金郷地佐恵(こんごうち さえ)
モリ校3年生。小五郎の姉。抜刀術(居合い)の使い手。

目次[編集]

  • プロローグ
  • 第1話 「愛と誕生のエスパーマン」[1]
  • 第2話 「エスパーマンよ、どこにあれ」[2]
  • 第3話 「悪の組織ってこんなんですか」[3]
  • 第4話 「金郷地家の常識」[4]
  • 第5話 「エスパーマンよどこまでも(前編)」[5]
  • 最終話 「エスパーマンよどこまでも(後編)」[6]
  • あとがき

初出[編集]

  1. ドラゴンマガジン2005年5月号
  2. ドラゴンマガジン2005年6月号
  3. ドラゴンマガジン2005年7月号
  4. ドラゴンマガジン2005年8月号
  5. ドラゴンマガジン2005年9月号
  6. ドラゴンマガジン2005年10月号

宣伝文[編集]